Cisco製仮想仮想アプライアンスに共有SSH鍵を利用する脆弱性
Cisco Systemsが提供する複数の仮想アプライアンス製品に、SSH鍵に関する脆弱性「CVE-2015-4216」「CVE-2015-4217」が含まれていることが判明した。
脆弱性が含まれているのは、ウェブセキュリティ「WSA」やメールセキュリティ「ESA」、およびコンテンツセキュリティ管理「SMA」。いずれも仮想アプライアンス製品が影響を受ける。
デフォルトにおいてSSHキーをすべての仮想アプライアンスで共有している脆弱性「CVE-2015-4216」により、取得したSSHのプライベート鍵を用いて、他ユーザーのアプライアンスへ、管理者権限でアクセスが可能となるという。
またデフォルトのSSHホスト鍵を仮想アプライアンスで共有。攻撃者がSSHプライベート鍵を取得することで、リモートサポート機能による機器間の暗号通信を復号できる脆弱性「CVE-2015-4217」が存在。中間者(MITM)攻撃により、通信内容が盗聴されたり、改ざんされるおそれがある。
同社では脆弱性を修正するアップデートの提供を開始しており、利用者へ対応を呼びかけている。
(Security NEXT - 2015/06/30 )
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