Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

F5、四半期定例アドバイザリで脆弱性12件に対処

F5は現地時間2025年5月7日、四半期ごとの定例セキュリティアドバイザリを公開した。「F5OS」や「BIG-IP」に関連する12件の脆弱性へ対処したことを明らかにしている。

重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性はなく、2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は11件だった。

具体的には、「F5OS」においてより高い権限のロールで認可される脆弱性「CVE-2025-46265」や、rootに対してSSH鍵ベース認証を許可した場合に、アプライアンスモードへ移行後も、引き続きSSH鍵ベース認証が利用できる「CVE-2025-36546」が確認された。

一方「BIG-IP」では、「iControl REST」および「TMOS Shell」において管理者権限を持つ場合に任意のシステムコマンドが実行できる「CVE-2025-31644」が明らかとなっている。

さらにサービス拒否につながるおそれがある「CVE-2025-36557」「CVE-2025-36504」「CVE-2025-41433」「CVE-2025-41414」などへ対応している。

(Security NEXT - 2025/05/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

前月の更新で脆弱性13件を修正 - Atlassian
「QNX SDP」の画像解析に深刻な脆弱性 - 修正版を公開
「Cisco Meraki 」にDoS脆弱性 - SSL VPN処理で強制再起動
「IBM QRadar SIEM」に複数脆弱性 - 修正パッチをリリース
ゲームサーバ管理ツール「Pterodactyl Panel」に脆弱性 - 悪用の動きも
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「GeoTools」にXXE脆弱性 - 「GeoServer」なども影響
「Roundcube」にアップデート - 前バージョンの不具合を解消
Trend Microの暗号化管理製品にRCEや認証回避など深刻な脆弱性
マルウェア対策ソフト「ClamAV」に深刻な脆弱性 - パッチが公開