Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、6月の月例セキュリティ更新8件を公開 - 一部でゼロデイ攻撃も

日本マイクロソフトは、6月の月例セキュリティ更新8件を公開した。ゼロデイ攻撃が確認されている脆弱性1件を含むあわせて45件の脆弱性を解消した。今回欠番となっている「MS15-058」は今後公開予定だという。

20150610_ms_001.jpg
6月のセキュリティ更新一覧(表:日本MS)

最大深刻度が、4段階中もっとも高い「緊急」は2件。「MS15-056」では、「Internet Explorer」の累積的な脆弱性24件に対応した。メモリ破壊によりコード実行や特権の昇格が生じる脆弱性などを修正したほか、すでに公開されている情報漏洩の脆弱性「CVE-2015-1765」を解消する。

「MS15-057」では、細工されたファイルを開くとコードを実行されるおそれがある「Windows Media Player」の脆弱性1件に対応した。

(Security NEXT - 2015/06/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告