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MS、6月の月例セキュリティ更新8件を公開 - 一部でゼロデイ攻撃も

のこる6件のプログラムは、いずれも深刻度「重要」にレーティングされている。「MS15-061」では、カーネルモードドライバの脆弱性11件に対応。なかでも「Win32k」でメモリ破損によって特権が生じる脆弱性「CVE-2015-2360」はゼロデイ攻撃が確認されているという。

また「Microsoftコモンコントロール」の問題へ対応した「MS15-060」で対処した脆弱性「CVE-2015-1756」に関してもすでに公開されている。

さらに「MS15-059」では「Office」の脆弱性3件を解消したほか、「MS15-062」では「Active Directoryフェデレーションサービス」における特権の脆弱性1件を修正。「MS15-063」においてカーネル、「MS15-064」でExchange Serverに含まれる特権が昇格する脆弱性を解決した。

なお今回「MS15-056」が欠番となっているが、マイクロソフトでは、今後公開するセキュリティ更新に割り当てされているという。

お詫びと訂正:本記事初出時の記載において、欠番となったセキュリティ更新の番号が誤っておりました。読者、関係者のみなさまにお詫びし、訂正いたします。

(Security NEXT - 2015/06/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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