業務用端末に無関係のアプリ - 「話のネタのため」2割
職場から貸与されたスマートデバイスに、業務に関係ないアプリをインストールしたことがある従業員は4割にのぼることがわかった。話のネタや、個人端末にインストールしたくないとの理由でアプリをインストールしているケースもあるという。
アルプスシステムインテグレーション(ALSI)が、組織におけるインターネット利用実態調査を実施し、結果を取りまとめたもの。同調査は、従業員500人以上で、業務でスマートデバイスを貸与している法人を対象に、2月23日から24日にかけてウェブ上でアンケートを実施。管理者541人、従業員589人から回答を得た。
組織が支給した端末へ個人的にアプリをインストールしたことがあるか尋ねたところ、従業員の55%が業務に関係あるアプリをインストールしたと回答。また39.4%は業務に関係のないアプリをインストールした経験があった。17.7%はシステム上インストールできなかったと回答している。
業務に関係ないアプリをインストールした従業員に理由を尋ねたところ、業務に関係ないアプリであるものの、「間接的に業務に役立つと思った(63.4%)」「将来的に業務に役立つと思った(28.9%)」と答えている。
さらに23.7%が個人で端末を所有していないことを理由に挙げたほか、「話のネタになると思ったから(21.1%)」「個人端末にインストールしたくなかったからインストールした(8.6%)」「個人端末にインストールするのが面倒だったから(6.9%)」といった理由も見られた。
またSNS関連のアプリに関して尋ねたところ、従業員の19.4%が、貸与されたスマートデバイスを利用して、業務時間中にSNSの個人アカウントに書き込みをしたことがあると回答。一方、14.2%のシステム管理者が、従業員のSNS利用でトラブルを経験していたという。
(Security NEXT - 2015/05/22 )
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