MS、月例セキュリティ更新13件を公開 - 脆弱性48件を修正
日本マイクロソフトは、5月の月例セキュリティ更新13件を公開した。あわせて48件の脆弱性に対応したという。

5月のセキュリティ更新一覧(表:日本MS)
最大深刻度が、4段階中もっとも高い「緊急」は3件。いずれも脆弱性が悪用された場合、リモートでコードを実行されるおそれがある。
「MS15-043」は、「Internet Explorer」の累積的な脆弱性を修正した。メモリ破壊やASLR(Address Space Layout Randomization)のバイパス、特権の昇格、クリップボード経由の情報漏洩など、脆弱性22件を解消している。
一方「MS15-044」では、フォントドライバの脆弱性2件に対応。これら脆弱性が悪用された場合、細工されたファイルやサイトを閲覧した場合にコードを実行されるおそれがある。また「MS15-045」では、Windows Journalの脆弱性6件を修正。そのうち2件については悪用は確認されていないものの、すでに公開されている。
(Security NEXT - 2015/05/13 )
ツイート
PR
関連記事
「Apache Tika」のPDF解析に深刻な脆弱性 - 早急に対応を
露攻撃グループ、「Cisco IOS」旧脆弱性を悪用 - 制御システムにも関心
「Cisco IOS」脆弱性、公表から7年後も攻撃が継続
iPhoneやMacなどApple製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
ホスティング管理ツール「Plesk Obsidian」に脆弱性 - アップデートで修正
「Docker Desktop」に深刻な脆弱性 - コンテナからAPIアクセスのおそれ
「iPhone」「iPad」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を修正
Apple、「Mac」の脆弱性を修正 - 標的型攻撃に悪用か
分散トランザクション管理ツール「Apache Seata」に脆弱性
「Kubernetes」マルチテナント管理ツール「Capsule」に深刻な脆弱性