「Flash Player」が深刻な脆弱性を修正 - 早急なアップデートを
Adobe Systemsは、深刻な脆弱性を修正する「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを提供開始した。ブラウザ同梱版が先行して公開されていたが、単体でのアップデートも可能となった。

アップデートを公開したAdobe Systems
同アップデートでは、メモリ破壊をはじめ、クロスドメインポリシーのバイパス、解放済みメモリの処理に起因する脆弱性、バッファオーバーフローなど、あわせて11件の脆弱性を対処した。
同社は「Windows」および「Mac OS X」向けに「同17.0.0.134」を提供。「Chrome」や「Internet Explorer」の同梱版も同様のバージョンとなるが、すでに各ソフトウェアでは先行して提供が開始されている。
また最新版を利用できないユーザーに対しては「同13.0.0.277」を用意。「Linux」向けに「同11.2.202.451」を公開した。
適用優先度は、「Windows」や「Mac OS X」、ブラウザの同梱版については、3段階中もっとも高い「1」に設定し、72時間以内のアップデートを推奨している。「Linux」や「Adobe AIR」についてはもっとも低い「3」とした。
修正した脆弱性は以下のとおり。
CVE-2015-0332
CVE-2015-0333
CVE-2015-0334
CVE-2015-0335
CVE-2015-0336
CVE-2015-0337
CVE-2015-0338
CVE-2015-0339
CVE-2015-0340
CVE-2015-0341
CVE-2015-0342
(Security NEXT - 2015/03/13 )
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