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2014年3Qのインシデント動向、8月に「マルウェアサイト」増加

JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は、2014年第3四半期に把握したインシデントの状況について取りまとめた。

同センターによれば、同四半期のインシデント件数は4388件で、前四半期の4260件を上回った。

月別に見ると、7月の1474件から8月は1203件に減少したものの、9月には一転して大幅に増加して1711件となった。一方、サイト管理者などに対応を依頼した調整件数は2125件で、前期の2134件をわずかに下回っている。

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インシデントの割合(グラフ:JPCERT/CC)

インシデント別に見ると、システムの弱点を探索する「スキャン」行為が前期に引き続き最多。件数は1948件で前期の1611件を上回り、全体に占める割合も前期の37.8%から44.4%に上昇した。

続いて多いのが「ウェブサイト改ざん」で968件。前期の1123件から後退し、割合も26.4%から22.1%に縮小したが、引き続き被害が目立っている。8月末ごろから、外部サイトへ誘導してマルウェアへ感染させる「JavaScript」が埋め込まれたウェブページに関する報告が多く寄せられた。

(Security NEXT - 2014/10/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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