Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ラック、「やられちゃいました」情報を公開 - システム部門をショールーム化

今回の取り組みは、啓発だけでなく、システム部門の改革といった側面からも注目される。同社は、IT企業ではあるものの、情報システム部門は社内において合理化の対象であり、日の当たらない部署だったという。

被害情報の公表に踏み切るにあたり、システム部門を「スマートビジネスファクトリー」へと改編。同社が扱うファイア・アイ製品を実際に導入、運用してショールーム化を図り、ビジネスへ積極的に活用するほか、ノウハウを同社のセキュリティオペレーションセンターなどへ活かす。

同ファクトリーの責任者を務める犬塚正典氏は、「従来は、保守的な部署でコスト削減が命題だったが、積極的な情報システム部門へ変革し、企業や事業を成長させる縁の下の力持ちになる」と説明。「東京オリンピックが開催される2020年までに、IT企業のモデルケースにしたい」と意気込みを語った。

(Security NEXT - 2014/09/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年6月8日〜2025年6月14日)
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み
「Ivanti Workspace Control」に複数脆弱性 - アップデートを公開
新規セキュリティアドバイザリ14件を公開 - SAP
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートで修正