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【戦略】トレンド、2016年末までにコンシューマーユーザーを2.5倍規模へ

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トレンドマイクロは、コンシューマー分野におけるビジネス戦略を発表した。家庭用ルータでのサービス展開や、モバイル分野におけるフリーミアムモデルの導入でユーザー拡大を目指すという。

同社では、あらたなビジネスモデルとして「IoE時代に対応する新ソリューションの創出」「個々人の環境に即したセキュリティコンシェルジュサービスの提供」「新興市場におけるモバイル向けソリューションのフリーミアムモデルの導入」という3本の柱をアピール。

2013年末の時点で、ワールドワイドのコンシューマー分野における同社ユーザーは2550万にのぼるが、2016年末までに2.5倍の規模にあたる6300万ユーザーの獲得を目指し、戦略を展開していく。

従来のパソコンやスマートデバイスなど、端末ごとに行っているセキュリティ対策ではなく、「接続ポイント」を中心とした一括管理を提案。家庭用ゲートウェイ製品を提供する事業者との協業も視野にいれ、ソリューションを展開するほか、クラウドゲートウェイを提供することを目指す。

またユーザーから自動的に収集するフィードバック情報を同社脅威情報と相関分析。コンシェルジュサービスとして、ユーザーごとにパーソナライズされたサービスをプロアクティブに提供したいとしている。

さらに、モバイルデバイスの導入が急増する新興市場向けの戦略として、モバイル向けソリューションのフリーミアムモデルを展開。モバイルプロバイダと連携。アプリの安全性確認サービスなどを展開する。

(Security NEXT - 2014/08/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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