Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

全世界で年間5億7500万件超のデータが紛失や盗難に

2013年に全世界で発生した情報漏洩は1000件を超え、5億7500万件以上のデータが紛失や盗難に遭っていたことがわかった。

米SafeNetが開設したウェブサイト「SafeNet Breach Level Index」で明らかにしたもの。同サイトでは、全世界で発生している情報漏洩事案の深刻度を数値化して公開している。

同社によれば、2013年には少なくとも1000件の情報漏洩が発生。5億7500万件以上のデータが紛失や盗難された。1日あたり157万6555件のデータが被害を受けた計算となる。また漏洩事案の44%は、漏洩件数を公開していなかった。

情報漏洩を発生原因別に見ると、「悪意ある部外者」が57%で最多。次いで「紛失(27%)」「内部犯行(13%)」「ハクティビスト(2%)」と続く。業種別では、紛失または盗難したデータの総件数において占める割合が最も多いのは「テクノロジー」分野で43%。漏洩事案に占める割合では「医療」分野が31%で最多となった。

(Security NEXT - 2014/03/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
「フィッシング詐欺」、1年に3回も被害あったケースも
脆弱性の届出が大幅増 - ウェブサイト関連は前四半期比2.2倍に
2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
リサイクルされる「ランサムウェア」 - リーク件数は1.5倍に
ランサムウェア感染組織の平均被害金額は2386万円 - JNSA調査
3Qの脆弱性届け出、ウェブサイト関連が増加
マルウェアによるアカウント情報の窃取 - 2割強の企業で
クラウド利用に約6割が不安、アクセス権限の誤設定を2割弱が経験