Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「EC-CUBE」に複数の深刻な脆弱性 - 利用者情報が漏洩したり削除されるおそれ

ロックオンが提供するオープンソースのeコマースシステム「EC-CUBE」に、深刻な脆弱性2件が含まれていることがわかった。修正方法などがアナウンスされている。

脆弱性「CVE-2014-0808」は、サイトの利用者によって、関係ない別の利用者の情報を取得できる脆弱性。情報漏洩の原因となるおそれがある。また脆弱性「CVE-2014-0807」が悪用されると、利用者の個人情報を削除される可能性があるという。

前者の脆弱性は、「同2.11.0」から「同2.12.2」までに存在。後者については、「同2.12.2」や以前のバージョンに含まれる。

これら2件の脆弱性は、ロックオン経由でJPCERTコーディネーションセンターへ報告され、公表にあたって調整が行われた。「CVE-2014-0807」については、アラタナが発見。ロックオンへ報告したことから脆弱性が判明したという。

ロックオンでは、いずれの脆弱性も危険度「高」にレーティング。脆弱性を修正した最新版を公開するとともに、ウェブサイトで脆弱性の修正方法をアナウンスしている。

(Security NEXT - 2014/01/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Oracle Fusion Middleware」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「Grafana」にクリティカル脆弱性 - なりすましや権限昇格のおそれ
DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響
エプソン製プロジェクターに脆弱性 - 310機種に影響
「FortiOS」に3件の脆弱性 - アップデートで修正
米当局、「Chromium」ゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
「Monsta FTP」に深刻な脆弱性 - 8月のアップデートで修正済み