Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

DLP市場は前年比49.2%増を記録 - 市場規模43億円

IDC Japanは、国内における情報漏洩対策(DLP)製品の市場動向について取りまとめた。2012年は前年比49.2%増を記録し、43億円に拡大したという。

20131119id_001.jpg
国内DLP市場売上予測(グラフ:IDC Japan)

ネットワーク上でデータを検出し、流出を防ぐネットワーク向け製品や、クライアントやサーバにおいて機密情報の検知や制御する製品、機密データの場所を特定する製品を「DLP製品」とし、市場動向を取りまとめたもの。

2012年は、情報漏洩対策ソリューションとしてソフトウェア製品の需要が増加したこともあり、前年比49.2%増と大きく成長し、市場規模は43億円。標的型攻撃などによる情報漏洩事件の増加が影響したという。

2013年以降は、端末やサーバ、モバイルデバイスにおける情報漏洩対策製品の需要が市場を牽引すると同社では分析。2012年から2017年までの年間平均成長率は19.8%を確保できるとしており、2017年の市場規模を105億円と予測している。

(Security NEXT - 2013/11/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「PyTorch」に脆弱性 - セキュリティ設定有効化でもRCEのおそれ
ASUS製ルータに認証回避の脆弱性 - アップデートの実施を
監視ソフト「WhatsUp Gold」に脆弱性 - アップデートで修正
Atlassian、前月更新で「Jira」など4製品の脆弱性を修正
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Active! mail」に深刻な脆弱性、すでに悪用も - 侵害確認方法を調査中
米政府、WindowsやApple複数製品の脆弱性悪用に注意喚起
Dell「PowerScale OneFS」に深刻な脆弱性 - 乗っ取りリスクも
リモートアクセス製品「SonicWall SMA100」の既知脆弱性が標的に
「Chrome」に2件の脆弱性 - 重要度「クリティカル」も