Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「iPhone」や「iPad」をクラッシュさせるツイートが拡散中

「iPhone」や「iPad」など、「iOS」を搭載したスマートデバイスをクラッシュさせるURLが、SNSを通じて拡散していることがわかった。

端末をクラッシュさせ、強制的に再起動させる動画ファイルへのリンクが、11月8日14時ごろからTwitter上で拡散していることをトレンドマイクロが確認したもの。問題のURLにアクセスすると端末が再起動するほか、「iOS 7」ではブルースクリーンの状態に陥る場合もあるという。

リンクを含むツイートは、少なくとも200件弱にのぼる。おもしろいサイトへのリンクに見せかけるなど、一般ユーザーがいたずらとして拡散しているものも多い。

同社が動画ファイルを分析したところ、リンク先はQuickTime形式の動画ファイルで、変換エラーにより一部のデータが欠損したものと見られ、偶然クラッシュを引き起こしていることが判明。深刻な被害につながるものではないとしている。

ただし、偶然見つかったエラーを起こすファイルが今回のように悪用されたり、偶発的な不具合からあらたに脆弱性を攻撃するコードが作成される場合もあり、注意が必要であると指摘。またソーシャルメディア上で拡散されているURLを安易にクリックしたり、拡散しないよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/11/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年8月10日〜2025年8月16日)
Fortinet、「FortiOS」に関する複数の脆弱性を解消
Palo Alto「GlobalProtect App」に無効化できる脆弱性 - Linux版のみ影響
先週注目された記事(2025年7月27日〜2025年8月2日)
「iOS/iPadOS 18.6」で複数脆弱性を修正 - KEV掲載済みの脆弱性も
2Q「JVN iPedia」登録は1万件超 - 98.7%が「NVD」情報
ブラウザ「Firefox 141」が公開 - 脆弱性18件を解消
Appleの開発者向けアプリに情報漏洩の脆弱性 - 最新版で修正済み
先週注目された記事(2025年7月6日〜2025年7月12日)
ビデオ会議のZoom、クライアントの複数脆弱性を解消