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「OCN」のアカウント情報約400万件が外部流出した可能性

NTTコミュニケーションズは、OCNの各種サービスで認証に用いている「OCN IDサービス」のサーバが不正アクセスを受けたと発表した。

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不正アクセスを公表したNTTコミュニケーションズ

同社によれば、「OCN IDサービス」を管理するサーバ内に、5件の不審ファイルが作成されていることを7月23日に気が付いたという。

問題のファイルや通信ログを調べたところ、外部から不正アクセスを受けていたことが判明。ファイルは、メールアドレスやパスワードの抽出に使用するプログラムだった。

今回の不正アクセスにより、「OCNメール」や「OCNマイページ」「マイポケット」などのログインに利用する「OCN IDサービス」のメールアドレスや、暗号化されたパスワードなど、最大約400万件が外部に流出したおそれがある。

同社では、関連する顧客に対してメールで連絡を取り、パスワードの変更を依頼。情報流出の可能性について調査を進めるほか、セキュリティ状況などの確認など再発防止策に取り組むとしている。

(Security NEXT - 2013/07/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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