防衛省、サイバーディフェンス連携協議会を発足 - サイバー攻撃対策で官民連携
防衛省は、同省と防衛産業におけるサイバー攻撃対処能力の向上を目指し、サイバーディフェンス連携協議会(CDC)を発足した。
同協議会では、民間の防衛産業の安全性確保が自衛隊の安定的な活動を進める上で重要であるとし、同省、自衛隊および防衛産業でパートナーシップを確立。対処能力の向上、信頼関係の構築を通じてサイバー攻撃へ対応していく。
標的型メール攻撃や不正通信に関する情報共有を進めるほか、企業間で情報共有が難しい情報については、防衛省がハブとなり、情報共有を推進。サイバー攻撃に対するベストプラクティスの共有、共同訓練などの実施も計画している。
同協議会ではサイバーセキュリティに強い関心を持つ10社程度をコアメンバーとするが、取り組みや実効性などを理由に参加企業は非公開とした。
(Security NEXT - 2013/07/12 )
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