Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

楽天でなりすましによる不正ログイン、ポイント窃取が発生 - 被害会員に補償実施

楽天は、同社のポイントサービスになりすましによる不正ログインが発生しており、一部会員のポイントが不正に奪われる被害が生じていることを明らかにした。被害を受けた会員へ補償を行う方針だという。

同社によれば、「楽天スーパーポイントサービス」において第三者が利用者になりすます「不正ログイン」が発生。他社から流出したと見られるIDとパスワードが用いられ、第三者によってポイントが使用された。具体的な被害規模は明らかとなっていない。

同社では、「楽天スーパーポイント」を電子マネー「楽天Edy」に移行できるキャンペーンを8月まで期間限定で展開しており、同サービスが悪用されたと見られている。同社ではキャンペーンを急遽中止した。

同社は、同社経由の情報漏洩について否定。不正に取得された会員に対し、個別に連絡を取るなど対応を進めている。

同社ポイントサービスの規約では、第三者のなりすましによる不正使用に対し、ポイントの返還など行わないことを明記している。しかし今回の問題に関しては、不正取得されたポイントを補償する方針を示している。

また同社は、ほかのサイトやサービスと同じパスワードを使い回している会員に対し、パスワードを変更するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/07/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意