スマホの置き忘れ、約6割が経験 - ロック解除も面倒
約6割のユーザーがスマートフォンの置き忘れを経験していることが、東京工芸大学の調査で判明した。
同大が、20103年5月に20歳以上のスマートフォン利用者を対象に、ウェアラブルコンピュータに関する調査を実施したもの。有効回答数は1000。同調査では、身につけて利用する「ウェアラブルデバイス」のニーズを探るため、現状のスマートフォンにおけるセキュリティ上の問題などについても質問した。
今回の調査では、61.2%の回答者がスマートフォンの置き忘れを経験していることが判明。ロック解除を面倒と感じているユーザーも60.7%おり、セキュリティ面に不安を感じるユーザーは少なくない。ウェアラブル端末に対し、「スマートフォンの置き忘れ防止」の機能を求める声も36%にのぼった。
今回の調査を実施した東京工芸大学工学部メディア画像学科教授の内田孝幸氏は、情報の安全性と利便性の相反する事象の軽減が改善すべき問題になっていると指摘している。
一方で、ウェアラブルデバイスの実用化に向けては、「プライバシーが心配」とする回答も67.5%と高い。写真や動画の撮影、インターネット上への公開が可能な端末を常時携帯することに対して不安を上げる声も見られた。
(Security NEXT - 2013/06/26 )
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