減少傾向続くフィッシング攻撃 - 3月は2万5000件下回る
EMCジャパンRSA事業本部は、3月に把握したフィッシング攻撃の状況を取りまとめた。減少傾向が続いており、2万5000件を下回った。

フィッシングの推移(グラフ:EMC)
3月のフィッシング攻撃は2万4347件。2月の2万7463件を下回った。2012年7月に5万9406件まで上昇したが、以降は若干の上下はあるものの、ゆるやかな減少傾向が続いている。
フィッシング攻撃を受けた回数の割合を国別に見ると、米国が49%を占めて最多。「イギリス(13%)」「南アフリカ(9%)」「オランダ(5%)」が続く。
フィッシング攻撃を受けたブランドは260件で、前回の257件から微増した。140件が5回以上の攻撃を受けている。
ブランドの割合を国別で見ると、米国が27%、イギリスが12%で集中している。以下、オーストラリア、インド、ブラジル、カナダが続く。
フィッシングサイトのホスト国の割合は、米国が51%を占めてトップ。前月からは7ポイント増加した。
ドイツ、カナダ、イギリスが続くが、いずれもひと桁台と大きく差が付いている。また日本国内でホストされたフィッシングサイトは10件だった。
(Security NEXT - 2013/05/01 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
フィッシングURLが約48%減 - 約1年ぶりの2万件台
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
フィッシング報告とURL件数が大幅減 - 旧正月前後は縮小傾向
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も