JASA、クラウドセキュリティ推進協議会を設立 - 2014年度より監査制度を開始

JASA-クラウドセキュリティ推進協議会のロゴマーク
日本セキュリティ監査協会(JASA)は、クラウドサービスにおけるセキュリティ水準の向上や、普及推進を目指し、「JASA-クラウドセキュリティ推進協議会」を発足した。
同協議会は、JASAの下部組織という位置づけで、発足当初は国内のクラウド事業者や監査事業者など25社が参加。技術や知識を集約してクラウドサービスにおける情報セキュリティ監査制度を創設し、クラウドサービスの信頼確保を通じて普及推進を後押しする。

CSマーク ゴールド(画像上)と同シルバー(画像下)
おもな活動内容は、クラウド情報セキュリティの管理基準や監査基準の策定、および監査技術ガイドの作成。またクラウド情報セキュリティ監査制度の開発から普及促進、監査人の育成、監査の実施など展開する。
すでに日本が提案し、策定作業が進められているクラウド情報セキュリティの国際標準「ISO/IEC 27017」が、2015年に発効する見込みだが、同協議会ではそれに先んじて、2014年より監査制度を正式に開始。成果を国際標準化活動に活かしていく。
同監査制度では、同協議会の認定資格を保有する監査人による内部監査を実施して、要件を満たしていることを確認したクラウドサービスに「CS(Cloud Security)マーク」を付与する。同マークには、外部監査を終えたゴールドと、内部監査のみ終えたシルバーの2種類を用意した。

クラウド情報セキュリティ監査の仕組み(図:JASA-クラウドセキュリティ推進協議会)
(Security NEXT - 2013/04/30 )
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