「Adobe Flash Player」が深刻な脆弱性を修正 - アップデートが公開
Adobe Systemsは、複数の脆弱性に対応した「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを公開した。
今回のアップデートは、メモリ破壊など4件の脆弱性を解消するプログラム。脆弱性が悪用されると、システムの制御を奪われるおそれがある。全プラットフォームに影響があり、同社ではアップデートを呼びかけている。
同社では、最新版としてWindowsとMac OS Xの利用者向けに「同11.6.602.180」、Linuxに「同11.2.202.275」を提供。さらにAndroidユーザーに対しては「同11.1.115.48」「同11.1.111.44」を用意した。ただし、Androidへの新規提供は2012年8月に終了しており、従来からの利用者に限られる。
「Chrome」や「Internet Explorer 10」へ同梱されているプログラムについては、それぞれのアップデートで対応。また「Adobe AIR」についても「3.6.0.6090」へアップデートした。
適用優先度を見ると、同社では「Windows」を3段階中もっとも高い「1」にレーティングしており、72時間以内にできるだけ早くアップデートを実施するよう推奨している。
「Mac OS X」は、1段階低い「2」としており、30日以内のアップデートが目安とされている。それ以外のプラットフォームは、適用優先度「3」となっている。
(Security NEXT - 2013/03/13 )
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