注目集まる「CTF競技」 - 磨かれる「問題解決能力」
さらに「SECCON」では、他チームの攻撃を防御する側面を取り入れるなど、競技を通じて自然と攻撃から身を守るセキュリティ対策の知識が身につくよう工夫されている。

熱戦を繰り広げたSECCONの様子
しかし、セキュリティ人材の育成はあくまでもひとつの側面に過ぎない。むしろ「CTF」は、知識を駆使して問題を解くことや、他参加者と勝敗を争う「競技性」にこそ本質があり、大会関係者も大切にしている部分だ。
SECCON実行委員を務める根津研介氏は、「ウルトラクイズの問題がセキュリティ分野に置き換わったり、ロボコンのロボットがサーバに置き換わったものと考えてもらえればわかりやすい」と説明する。
同氏は「CTFについて人材育成の面から注目されることも多いが、むしろ技術を争う競技として楽しんでもらいたい」とし、「CTF競技を通じて学んだ知識や経験は、セキュリティ分野のエンジニアに限らず、さまざまな分野で役に立つ」と競技の魅力を語る。
(武山知裕/Security NEXT - 2013/03/15 )
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