「Flash Player」が今月3度目の修正 - Firefoxユーザー狙う攻撃が発生中
Adobe Systemsは、3件の脆弱性を修正した「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを公開した。脆弱性を悪用するゼロデイ攻撃が発生しているという。
今回の修正は、脆弱性「CVE-2013-0504」「CVE-2013-0643」「CVE-2013-0648」の3件に対処したもの。「Windows」「Mac OS X」「Linux」が影響を受ける。
なかでも脆弱性「CVE-2013-0643」および「CVE-2013-0648」の2件は、ブラウザ「Firefox」の利用者を狙った標的型のゼロデイ攻撃に用いられているという。
同社では、「Windows」と「Mac OS X」の利用者向けに最新版となる「同11.6.602.171」を提供。「Linux」には「同11.2.202.273」を用意した。「Chrome」「Internet Explorer」についてはブラウザのアップデートを通じて最新版を提供する。
適用優先度は、「Windows」と「Mac OS X」に対し、3段階中もっとも高い「1」にレーティングしており、72時間以内にできるだけ早く適用するよう推奨している。「Linux」は、2段階低い適用優先度「3」。
実行中のバージョンは同社サイトから確認でき、最新版についてはFlash Playerダウンロードセンターで提供するほか、Windows向けの「同11.2」以降やMac OS X向けの同「11.3」以降では、アップデート機能を通じても提供する。
(Security NEXT - 2013/02/27 )
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