サイバー攻撃が3年で2倍、対策コストも大きく上昇 - HP調査
サイバー攻撃の頻度が増加し、対策コストについても前年から大きく増加しているとの調査結果を米HPが発表した。
同社の支援によりPonemon Instituteが、米国内の組織に対して実施している年次調査で判明したもの。調査は3年前から実施しており今回で3回目。
調査対象の組織に対するサイバー攻撃の件数は、前年から42%増加し、実際に被害を受けた攻撃は年間約5300件。2011年の約3700件や2010年の約2600件を大きく上回り、上昇傾向が続いている。
年間の対策コストは平均890万ドルで、2011年の調査から6%上昇。2010年と比較すると38%の増加になるという。攻撃件数とともに増加している。
サイバー攻撃を受けてから復旧するまでの平均所要期間は24日間。前回調査の18日間から長期化した。復旧するためのコストは平均59万1780ドルで、前年の41万5748ドルから42%増となっている。
コストとして大きく占めたのは、情報窃取で44%。また業務妨害の損失は30%で続いたという。また悪意のあるコード、DoS攻撃、デバイスの盗難や乗っ取り、悪意のある従業員の不正行為など、被害額が高額になると指摘している。
(Security NEXT - 2012/11/21 )
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