2012年台四半期のAndroidマルウェア、前四半期から10倍以上に - F-Secure調査
F-Secureは、2012年第3四半期に5万件を超えるAndroidマルウェアを検出したとの調査を取りまとめた。
同社によれば、「Android」を対象としたマルウェアは、前四半期の10倍以上にあたる5万1000件超まで拡大し、モバイルマルウェア全体の66%を占めた。検出されたマルウェアの多くは、有料SMSの送信やデバイス情報を窃取する機能を備えており、金銭目的に作成されたと見られている。
一方「Symbian」は、モバイル市場においてOSのシェアは4.4%にとどまる一方、マルウェアの件数は全体の約30%にのぼっている。
同社はその多くが中国で作成されていると指摘。Android向けのマルウェアと同じく金銭目的で作成されており、有料SMSの送信を行うものだった。また開発途上国においてSymbianを利用するユーザーが多く、今後も同様の活動が続くと予測している。
モバイルマルウェアの種類を見ると、トロイの木馬の割合が高く、モバイルマルウェア全体の7割以上を占める。「リスクウェア(7.5%)」「モニタリングツール(6%)」が続いている。
(Security NEXT - 2012/11/14 )
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