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モバイル利用拡大や標的型攻撃の巧妙化でDLP市場が急成長 - 前年比成長率53.2%

2011年の国内DLP市場規模が、前年の1.5倍へと急成長している。IDC Japanの調査により判明したもので、今後も堅調な成長が予測されている。

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国内DLP市場売上予測(IDC Japan)

ソフトウェア製品とアプライアンス製品を含むDLP(Data Loss Prevention)製品の市場規模は、前年比成長率53.2%となる29億円だった。

モバイル端末の利用拡大や標的型攻撃の巧妙化など、情報漏洩リスクの高まりを受け、2012年以降も堅調に推移すると同社では見ており、2011年から2016年にかけての年間平均成長率を25.6%、市場規模は、2011年の3倍以上となる90億円へ拡大すると見込んでいる。

一方、導入済みや導入を検討している6割の企業において、予算が製品導入の課題と回答しており、市場拡大の阻害要因になっていると指摘。単部門での導入を検討している企業が多いが、製品の性質上、全社導入に広がると予測。拡張性を備えたDLPソリューションへの需要が高まるとの見通しを示している。

(Security NEXT - 2012/11/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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