Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

米政府、「ManageEngine」の脆弱性に対する攻撃に注意喚起

Zohoが提供するIT資産管理製品ブランド「ManageEngine」の24製品に深刻な脆弱性が明らかとなった問題で、積極的な悪用が確認されているとして米政府が注意喚起を行った。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に「CVE-2022-47966」を追加したもの。

同脆弱性は、古い「Apache Santuario」に起因する脆弱性で、脆弱性の詳細や実証コードなども公表されている。

24製品に影響があり、Zohoでは2022年10月から11月にかけてアップデートをリリースしたが、脆弱性の修正について言及していなかった。

悪用されるとリモートよりコードを実行されるおそれがあり、2023年1月に入ってから悪用も観測されている。パッチリリース後にすみやかに更新していなかった場合は、単にアップデートだけでなく、侵害された形跡がないか確認することも求められる。

(Security NEXT - 2023/01/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県
事務局内情報共有サイト、アクセス制限なく情報流出 - 岩手県
中等教育学校で受験生資料含むUSBメモリを紛失 - 新潟県
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
不正アクセスでトップページ改ざん、外部サイトへ遷移 - 文字起こしサービス会社
図書館サーバからスパム送信、更新時の未承認設定変更が影響 - 岡山県
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ