「BIND 9」に深刻な脆弱性 - リモートからDoS攻撃受けるおそれ
DNSサーバ「BIND 9」にサービス拒否の深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。比較的容易にリモートから攻撃することが可能で、Internet Systems Consortium(ISC)や日本レジストリサービス(JPRS)など関係機関が注意を呼びかけている。
脆弱性が判明したのは、「BIND 9.6-ESV-R7-P2」「同9.7.6-P2」「同9.8.3-P2」「同9.9.1-P2」で、以前のバージョンやRC版も含まれる。
リソースレコードの処理に脆弱性「CVE-2012-4244」が見つかったもので、6万5535バイトを超えるレコードを読み込んだ際に異常終了する。権威サーバ、キャッシュサーバいずれも影響があるという。
脆弱性の悪用が比較的容易なことから、関係機関では速やかに最新版へアップデートを行うよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2012/09/13 )
ツイート
PR
関連記事
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告
「n8n」に深刻なRCE脆弱性 - 乗っ取りや情報漏洩など広く影響
