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「BIND 9」に深刻な脆弱性 - リモートからDoS攻撃受けるおそれ

DNSサーバ「BIND 9」にサービス拒否の深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。比較的容易にリモートから攻撃することが可能で、Internet Systems Consortium(ISC)や日本レジストリサービス(JPRS)など関係機関が注意を呼びかけている。

脆弱性が判明したのは、「BIND 9.6-ESV-R7-P2」「同9.7.6-P2」「同9.8.3-P2」「同9.9.1-P2」で、以前のバージョンやRC版も含まれる。

リソースレコードの処理に脆弱性「CVE-2012-4244」が見つかったもので、6万5535バイトを超えるレコードを読み込んだ際に異常終了する。権威サーバ、キャッシュサーバいずれも影響があるという。

脆弱性の悪用が比較的容易なことから、関係機関では速やかに最新版へアップデートを行うよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2012/09/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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