Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

インフラ管理ツール「Splunk」に任意のファイルを閲覧できる脆弱性

インフラやシステムが生成するデータを収集して管理でき、トラブルシューティングやインシデント調査などに活用できるソフトウェア「Splunk」に脆弱性が含まれていることがわかった。

検証を行ったNTTデータ先端技術によると、同ツールにおいて管理者権限を持つユーザーが、脆弱性を利用することにより、本来は閲覧できないシステム上の任意のファイルを閲覧できるという。

脆弱性は「Splunk 4.3.3」およびそれ以前のバージョンに含まれているが、開発元であるSplunkは、同問題を脆弱性と捉えていないため、今後修正が行われない可能性もあるという。

NTTデータ先端技術では、同ツールを利用している場合は、不正ログインを防止するため、適切なパスワードが設定されていることや、権限を付与しているユーザーに問題がないか確認するよう勧告。また同ツールに対して適切な動作権限を設定したり、接続可能なアクセス元を制限するなど緩和策の実施を呼びかけている。

(Security NEXT - 2012/09/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

AIアプリの構築に活用される「BentoML」に深刻な脆弱性
「WooCommerce」向けのカスタムフィールド追加プラグインにRCE脆弱性
「MS Edge」にアップデート - 重要度「クリティカル」の脆弱性を解消
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ