Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

名大と富士通、振り込め詐欺通話の検出技術を実証実験

名古屋大学と富士通は、岡山県警や警察庁中国管区警察局岡山県情報通信部、中国銀行の協力のもと、振り込め詐欺誘引通話検出技術の実証実験を開始した。

今回実証実験を展開するのは、音声の調子に着目する「過信状態推定技術」と、振り込め詐欺特有のキーワードから検出する技術を活用した振込詐欺の対策技術。模擬通話において一定水準の検出精度を確保できたことから実証実験を計画した。

同実験では、モニター宅のべ100人以上に検出機器を設置。振り込め詐欺と疑われる通話を検出し、本人に対して合成音声による警告を行うほか、親族や警察、銀行など関係者へ注意を促すメールを送信。警察官がモニター宅を訪問するほか、銀行ではモニターからあらかじめ依頼された口座を一時的に停止し、被害の発生を防止する。

今回の実験を通じて名大と富士通では、振り込め詐欺誘引通話検出技術における検出率の向上や誤検出の抑止など、精度の向上や社会システムとの連携を検討していく。

(Security NEXT - 2012/08/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「情報セキュリティ10大脅威 2023」 - 組織は「ランサム」が引き続き首位
「PayPayカード」の利用通知に見せかけた詐欺メールに警戒を
捜査機関に対する情報開示は1583件、前期比14%減 - LINE
食料農業分野がメール詐欺の標的に - 粗悪な食品が出回るおそれも
スマホアプリ「+メッセージ」にURL偽装が可能となる脆弱性
Twitterアカウント狙うフィッシング攻撃が増加 - 「Twitter Blue」に便乗
サイトが改ざん被害、送受信メールも流出の可能性 - システム開発会社
9月のフィッシングサイト、銀行関連が急増 - クレカ系は割合減
3Qのセキュ相談、偽SMSが3.1倍 - 「Emotet」関連は大幅減
IPA、教則本「情報セキュリティ読本」を4年ぶりに改訂