スマホのバッテリ消耗に不満持つユーザーを狙った不正アプリに注意
シマンテックは、Android端末内の個人情報を窃取する不正アプリ「奇跡のバッテリ節約アプリ」について注意を呼びかけた。
同社が確認したのは、Android端末のバッテリの使用量が半分になるなどと騙し、端末へインストールさせようとする不正アプリ。同アプリを勧める日本語のスパムメールも流通している。
同アプリは、インストール時に「連絡先データの読み取り」「インターネットへのアクセス」といった権限を要求。誤って許可するとデバイスに保存されている連絡先データを窃取し、外部へ送信するという。
実際にはバッテリの節約機能は備えておらず、端末利用者へ不信感を抱かせないようインストール後に「使用デバイスがアプリに対応していない」などと表示していた。
シマンテックによれば、犯人グループは、スパム送信で有名なソーシャルネットワークサイトや出会い系サイトを運営しており、取得された情報がスパム送信や詐欺行為に利用される可能性もあるという。
(Security NEXT - 2012/07/25 )
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