従業員利用スマホの4.3%が紛失や盗難被害に - 回収率はわずか7%
企業が支給したり、BYODにより業務で利用されるスマートフォン端末において、「紛失」や「盗難」に遭う確率が約4.3%にのぼることが、マカフィーとPonemon Instituteの調査により判明した。
両社が、スマートフォンの紛失実態について米国の439社を対象に調査を実施したもの。企業が支給したスマートフォン203万9831台とBYOD端末125万7738台のあわせて329万7569台に対し、1年間に紛失や盗難に遭った端末は4.3%にあたる14万2706台。1社あたり平均324台が被害に遭っていた。
14万2706台の内訳を見ると、11万1345台と大半は紛失によるもの。盗難は5034台でのこり2万6003台についても盗まれたものと見られている。インシデント発生後に回収された端末は9298台でわずか7%にすぎなかった。
被害が発生した場所を見ると、47%は自宅やホテルの部屋で。「移動中」が29%で続き、「職場」とするユーザーも13%にのぼる。また残り11%のユーザーは紛失場所の心当たりがなかった。
紛失したスマートフォンへ機密情報が保存されているという認識を60%が持つ一方、57%はセキュリティ機能を使用していないなど、セキュリティ対策への意識の低さも目立ったという。
(Security NEXT - 2012/07/19 )
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