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国内MDM市場予測、2016年までの年平均成長率は51.5% - IDC予測

IDC Japanは、国内におけるMDM市場の成長予測を発表した。2016年までの年間平均成長率は51.5%になる見込みだという。

コンシューマー向けを含まないモバイルデバイス管理およびモバイルセキュリティシステムの市場を、「MDMサービス」「MDMソフトウェア」「MDMアウトソーシング」「MDMプロフェッショナルサービス」を4分野に分割し、それぞれの市場規模の見通しを調査したもの。

同社が4月に国内企業1056社を対象にスマートフォンの利用動向を調べたところ、従業員に端末を貸与している企業の割合はスマートフォンが20.7%、タブレット端末が10.8%だった。そのうち40%以上がデバイス管理を実施しておらず、2011年における同市場の規模を26億1700万円と試算した。

IDCでは、2012年以降、モバイルデバイスのさらなる普及とともにMDM市場も拡大すると予測しているが、当初は簡易サービスが主流となり、高度な機能を持つMDM製品やサービスの利用率が高くなるのは2013年以降になると分析。

同社ではこれらの動向を踏まえ、2016年までの年間平均成長率を51.5%、2016年の国内市場規模は208億8500万円に成長すると予測している。

(Security NEXT - 2012/07/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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