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アプリの4.5%に「緊急」とされる脆弱性 - Synopsys調査

Synopsysが、ウェブアプリケーションを中心に脆弱性について調査したところ、調査対象の約4分の1からリスクが「緊急」「高」とされる脆弱性が見つかったという。

同社において、ソフトウェア、インターネット、金融サービス、ビジネスサービス、製造、消費者サービス、医療などの分野で利用されるウェブアプリケーションを中心とした2711件のソフトウェアを対象に4398件のセキュリティテストを実施し、分析結果を取りまとめたもの。

「ブラックボックス」や資格情報を用いた「グレーボックス」によるペネトレーションテスト、動的アプリケーションテストのほか、複数の調査手法を組み合わせて実施。テスト対象とされたソフトウェアは、「ウェブアプリケーション、システム(82%)」「モバイルアプリケーション(13%)」を中心に、「ネットワークシステム、アプリケーション」のほか、ソースコードなども含まれる。

今回の調査を通じて、調査対象の95%において何らかの脆弱性を検出。あわせて3万731件の脆弱性を発見した。

前年の6.0%から1.5ポイント減となるが、調査対象の4.5%において「SQLインジェクション」などリスクが「緊急」と評価される脆弱性が確認された。また前年比10ポイント減となるが、20%より「高」とされる脆弱性が見つかっている。

(Security NEXT - 2023/02/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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