企業に対するサイバー攻撃、おもな狙いは「金銭詐欺や企業財務情報」 - チェック・ポイント調査
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは、米国やイギリス、ドイツ、香港、ブラジルの企業を対象に、サイバー攻撃がビジネスへ与える影響について調査を実施し、結果を取りまとめた。
各国において企業の役員やシステム管理者2618人を対象に実施したもの。調査結果によれば、回答企業では1週間あたり平均66件の攻撃を受けていた。攻撃が成功した際、フォレンジック調査やソリューションの導入、信頼回復などで生じた費用は、1件あたり10万ドルから30万ドルで、1件あたり平均21万4000ドルにのぼるという。
サイバー攻撃を受けた被害企業に対して、犯人の動機が何であるか尋ねたところ、「金銭的な詐欺や企業の財務記録」と考えている企業が65%で最多。「業務妨害」と「顧客データの入手」がそれぞれ45%で続く。政治やイデオロギーなどを動機と考えた企業は国ごとによって2%から9%まで幅があるものの、平均5%だった。
過去2年間で深刻な影響を与えた攻撃は「SQLインジェクション」が43%で最多。「APT攻撃(35%)」「ボットの感染(33%)」「DoS攻撃(32%)」が続いた。
(Security NEXT - 2012/06/04 )
ツイート
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年3月9日〜2025年3月15日)
先週注目された記事(2025年3月2日〜2025年3月8日)
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
先週注目された記事(2025年2月23日〜2025年3月1日)
先週注目された記事(2025年2月2日〜2025年2月8日)
先週注目された記事(2025年1月26日〜2025年2月1日)
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出
先週注目された記事(2025年1月19日〜2025年1月25日)
先週注目された記事(2024年10月20日〜2024年10月26日)
先週注目された記事(2024年9月1日〜2024年9月7日)