Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

内閣府職員を偽装した標的型攻撃メールが発生 - 5日午前に攻撃集中

内閣府職員を装ってウイルスを送り付ける標的型攻撃メールが発生しており、政府やセキュリティベンダーが注意を呼びかけている。

問題のメールは、内閣府職員のメールアドレスを偽装。「対北朝鮮措置の延長について」という件名で送信されていた。件名と同じ名前のファイルが添付されているが、ZIPにより圧縮されたウイルスだった。

内閣府によれば、内部システムから送信した記録はなく、4月4日夕方以降、送信元を偽装し何者かが、外部から送信したものだという。

また日本IBM Tokyo SOCでは、翌5日6時ごろから11時ごろにかけて攻撃を検知。同社では比較的広範囲で観測しており、ピークを迎えた9時台には1時間あたり70件以上を検知したが、午前中で収束したという。

(Security NEXT - 2012/04/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「情報セキュリティ白書2025」PDF版を先行公開 - 書籍は9月30日発売
先週注目された記事(2025年8月17日〜2025年8月23日)
iPhoneやMacなどApple製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
米当局、「IE」「Excel」「WinRAR」の脆弱性悪用に注意喚起
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
米政府、WindowsやApple複数製品の脆弱性悪用に注意喚起
LinuxカーネルのUSBオーディオドライバ脆弱性 - 攻撃の標的に
「Android」にセキュリティパッチ - 複数脆弱性で悪用も