NICT、サイバー攻撃の状況を公開 - 飛びかう不審パケットをリアルタイム動画で
情報通信研究機構(NICT)は、サイバー攻撃やマルウェア感染の影響と見られる不審パケットの観測状況について公開を開始した。
インターネットにおける情報セキュリティ上の脅威を観測や分析するインシデント分析センター「nicter」の一部情報を、ウェブサイト「nicterWeb」で公開するもの。
同センターでは、インターネット上で到達可能でありながら未使用となっており、本来パケットが送信されることがまれであるIPアドレス空間「ダークネットトラフィック」へ送信されたパケットを観測しており、これらデータをまとめた。
ウェブサイトでは、不審パケットをリアルタイムに可視化。各国から日本へ送信される様子を地図上で動画で表示する。またホスト国や宛先ポートなど統計情報を参照することができる。
同機構では、同サイトを通じて一般ユーザーへサイバー攻撃の状況を発信。情報セキュリティ関連組織や企業、大学の情報セキュリティ管理部門との情報共有を促進していく。
(Security NEXT - 2012/03/30 )
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