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請求画面表示する「ワンクリウェア」で逮捕者

京都府警は、ウイルスを利用して画面上にアダルトサイトの料金請求画面を表示させていた広告会社役員ら6人を、不正指令電磁的記録供用の容疑で逮捕した。

ウェブサイト上で「動画再生」などと書かれたボタンをクリックさせたユーザーに、金銭を請求する画面を表示させる不正プログラムを動作させた疑いが持たれているもの。関連サイト数は118件、被害額は少なくとも1200万円に上るとみられている。

プログラムの解析など捜査に協力したトレンドマイクロは、こうした詐欺で用いられる「ワンクリウェア」などと呼ばれるウイルスが多く出回っていると指摘。

ファイルの中身を容易に変更できるため、セキュリティ対策ソフトに検出されるか確認した上で配布することができ、従来の定義ファイルによる検知では対応が難しい現状だという。

クラウドやレピュテーションといったあらたな技術で対抗するなど「いたちごっこ」の状態が生まれているとして、今回のような攻撃者の検挙が、あらたな攻撃発生の抑止力となり、問題解決につながることへの期待感を示している。

(Security NEXT - 2012/01/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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