みずほ銀行を装うフィッシング攻撃に注意 - 「合言葉」や「第2暗証」も詐取
みずほ銀行を装ったフィッシング攻撃が発生している。他ブランドについても、先週末から週明けにかけてフィッシング攻撃が相次いで報告されており、フィッシング対策協議会では注意を呼びかけている。
今回確認されたみずほ銀行を偽装するケースは、フィッシングメールで「ワンタイムパスワードのトークンを届ける」などと騙し、サイト上でIDやパスワードのほか、振込時に必要となる追加認証の情報を送信させる手口。
2011年後半に入り、オンラインバンキングのIDやパスワード以外に必要となる乱数表などについても入力を求めるフィッシング攻撃が発生しているが、同協議会によれば、みずほ銀行の事例でも、振込時に必要となる第2暗証番号や、アクセス環境が普段と異なる際に追加認証として入力が必要となる「合言葉」の情報を入力させていた。
すでに今回確認されたフィッシングサイトは停止しているが、今後類似した攻撃が発生する可能性があるとして、同協議会では警鐘を鳴らしている。
また10月から11月にかけてセブン銀行を装ったフィッシング攻撃が確認されているが、12月2日にも、同行を装うフィッシング攻撃の報告が同協議会へ多く寄せられた。さらに週明け5日には、クレジットカードブランド「マスターカード」のフィッシング攻撃に関する報告が目立ったという。
同協議会は、また年末年始はグリーティングカードを装った攻撃が発生するおそれがあり、週末にフィッシングメールを送信されるケースが多いとして、注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2011/12/05 )
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