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実被害も発生、IDやパスワードの管理に注意を - IPAが注意喚起

一方、実在するオンラインサービスの偽サイトに誘導し、個人情報やアカウント情報を入力させて窃取する「フィッシング攻撃」も進化しており、従来の手法にくわえ、ウイルスを組み合わせた新しい攻撃手法も出現している。

さらにこうした情報窃取の被害を大きくするのが、パスワードの「使い回し」。同じIDやパスワードを、複数のサービス間で使い回すと、いずれかのサービスで発生した漏洩が、他サービスへ連鎖的に波及するおそれがあり、実際にインターネットバンキングの不正利用の原因となったケースがあるという。

同機構では、ウイルス対策や脆弱性の解消といった基本的な対策をはじめ、フィッシング詐欺への注意、予測されにくい適切なパスワードの設定、安全なパスワードの管理など、対策を呼びかけている。

また利用頻度が少ないサービスについて、ログインが可能かを定期的に確認し、利用しないサービスに関しては登録解除するようアドバイスしている。

(Security NEXT - 2011/12/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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