Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

標的型攻撃の半数は脆弱性狙い - 日本特有のアプリも対象に

標的型攻撃の約半数が脆弱性を悪用する攻撃であることが、トレンドマイクロの調査により判明した。国内向けソフトの脆弱性も攻撃で狙われている。

2011年4月から10月までに同社が国内で収集した標的型メール攻撃について、同社では50件をサンプルとして抽出。添付されたファイルの傾向を調べた。

同社によれば、48%にあたる24件は実行ファイル形式だったが、残り26件はいずれもOSやアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃だったという。

脆弱性に対する攻撃でもっとも多かったのが「PDFファイル(28%)」。Wordのドキュメントファイルが12%、ヘルプの脆弱性を狙った攻撃が6%で続く。また「Excel」「一太郎」「スクリーンセーバー」のファイル形式もそれぞれ1件ずつ含まれていた。

(Security NEXT - 2011/11/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
先週の注目記事(2024年2月25日〜2024年3月2日)
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増
J-CSIP、24件の脅威情報を共有 - 標的型攻撃は5件
3Qのインシデント、前期四半期比25%減 - 「サイト改ざん」が大幅減少
電話を併用するBECに警戒を - 発信者番号を偽装、役員の声も模倣
2Qのインシデント件数、前四半期比6%減 - 「スキャン」半減
J-CSIP、脅威情報22件を共有 - 海外関連会社への攻撃報告も