ワンクリック詐欺は前月より激減するも、依然高水準 - セキュアブレイン調査
セキュアブレインは、9月に同社が検知した不正サイトの状況について取りまとめた。前月急増したワンクリック詐欺サイトは比較的落ち着いたが、依然として注意が必要な状況が続いている。

不正サイトの推移(グラフ:セキュアブレイン)
同社が9月に「危険」と判定したサイトは3988件で、8月の6609件から大幅に減少した。おもな要因はワンクリック詐欺サイトの減少で、4963件と過去最高値を記録した8月から2715件へと後退している。
しかし、最大でも2300件弱だった7月以前と比較すると、依然として高い水準であることに変わりなく、脅威全体の68%を占める状態が続いている。フィッシング詐欺サイトと攻撃サイトについても減少したが、改ざんサイトと不正プログラム配布サイトはわずかながら増加した。
改ざんされたサイトの内訳を見ると、企業サイトが51%、個人サイトが45%。個人サイトが半数を超える傾向が続いていたが、9月は逆転した。ドライブバイダウンロード攻撃が占める割合は31.7%で、8月の22.8%から上昇している。
(Security NEXT - 2011/10/31 )
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