モバイルセキュリティ対策市場、2015年度に14.3倍へ - 紛失対策は196.7倍となる見込み
国内のモバイルセキュリティ対策ツールの市場が、2015年度には134億3000万円となり、2010年度の14.3倍になるとの市場予測が発表された。
富士キメラ総研が実施した国内のネットワークセキュリティビジネスの市場調査の結果より、見通しが明らかになったもの。
モバイルデバイスを対象としたウイルス対策、フィルタリング、暗号化、認証ツール、およびUSBメモリのセキュリティ対策ツールなどの市場は、2010年度は9億4000万円。前年度比268.6%の成長率を記録した。2015年度の市場は、さらに14.3倍となる134億3000万円へ達する見込みだという。
モバイル端末のセキュリティポリシー管理や、端末紛失時のデータ流出を防ぐ機能を提供するセキュリティ管理サービス市場は、2010年度は3000万円と小規模だが、スマートフォンを導入する企業の増加に伴い、サービス利用の拡大が予測されている。
2011年度は、特に生保や損保業界など大規模な導入が検討されており、2015年度の市場は196.7倍にあたる59億円まで市場が成長すると同社では予測している。
(Security NEXT - 2011/09/30 )
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