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開発中のMac向けバックドア、半年前から準備か - F-Secureが確認

F-Secureは、開発中と見られるMac向けマルウェア「Trojan-Dropper:OSX/Revir.A」が出回っていることを明らかにした。

マルウェアは「VirusTotal」から、同社がサンプルの提供を受けたもので、PDFファイルを装って流通していた。

同マルウェアは、バックドア「Backdoor:OSX/Imuler.A」をインストールするが、一見PDFファイルを開いたように見せかけ、感染活動を隠蔽するという。PDFファイルの内容は、中国語で記載されており、政治的な内容だった。

同社が確認した時点で、バックドアをリモートでコントロールするためのサイトは、準備が整っていない状態だったが、サイトのドメイン登録は、3月21日で約半年前から攻撃が準備されていた可能性があるという。

(Security NEXT - 2011/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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