8月のAndroidマルウェア検出数は38件 - 過去最多を更新

マカフィーは、8月にAndroidを狙ったマルウェア38件をあらたに検知したと発表した。1カ月間に発見された件数としては過去最多となっている。
マカフィーによれば、8月に確認されたモバイルデバイス向けマルウェアは45件。そのうちAndroidを対象としたものが38件にのぼり、8割以上を占めた。これまでの最多件数は6月の24件だったが大きく上回っている。残り7件はいずれもSymbianを対象としたものだった。
Androidを対象としたプログラム38件の内訳は、マルウェアの新種が3件、亜種が21件。不審プログラム(PUP)の新種が3件、亜種が11件。マルウェアの新種には、脆弱性を突いてroot権限を奪う「Android/ApkMon」が含まれる。
同アプリは、写真アプリとして配布されていたもので、OS 2.2以降に存在するLinuxシステムアプリケーション「vold」の脆弱性を悪用する攻撃「GingerBreak」により、root権限を奪取する危険なものだった。
感染するとバックドアを仕掛けて不正なアプリケーションをインストールするほか、電話番号や端末情報、アプリのインストール情報などを外部に送信する。今後も脆弱性を狙った攻撃が引き続き発生するおそれがあるとして、注意を求めている。
(Security NEXT - 2011/09/07 )
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