IPA調査、「Gammima」登場でウイルス検出数が急増 - クレジットカード情報詐取の報告も
情報処理推進機構(IPA)は、6月に同機構が受け付けたウイルスや不正アクセスの届出状況を取りまとめた。ウイルス検出数や届出件数、相談件数など軒並み増加している。
同機構のレポートによれば、6月のウイルス検出数は約3万8000件で、5月の約2万3000件から64.9ポイントと目立った伸びを見せた。
同一の届出者のもとで同種のウイルスが同日中に複数検出された場合に1件とカウントする届出件数も1209件となり、前月の1049件から15.3ポイント増加した。
検出数の1位は依然として「Netsky」だったが、全体に占める割合は42.2%と5割を切った。代わって大幅な増加を見せたのが「Gammima」で、前月の12件から9428件に急増。全体の24.9%を占めた。以下、「Mydoom(23.8%)」「Autorun(3.0%)」と続く。
届出件数の1位も「Netsky」だったが、全体の20%を占めるにとどまった。また「Downad」が8.5%を占めて4位に入っている。また5月後半から6月にかけて、バックドアを作成する不正プログラムが増加傾向にあった。
(Security NEXT - 2011/07/06 )
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