Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「IBM WebSphere Application Server」の管理画面に複数脆弱性

「IBM WebSphere Application Server」に複数の脆弱性が明らかとなった。暫定的な修正プログラムが提供されており、早急に対処するよう呼びかけられている。

IBMは現地時間2026年6月30日、セキュリティアドバイザリを公開し、3件の脆弱性「CVE-2026-11712」「CVE-2026-11708」「CVE-2026-11595」について明らかにしたもの。「WebSphere Application Server 9.0」「同8.5」が影響を受ける。

「CVE-2026-11712」「CVE-2026-11708」は、いずれも管理コンソールのヘルプ機能におけるクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性。細工されたコンテンツを通じて、情報の改ざんや漏洩につながるおそれがある。

一方、「CVE-2026-11595」はパストラバーサルの脆弱性。リモートの攻撃者により、管理コンソールの統合ヘルプシステムから機密情報を取得されるおそれがあるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、XSSの脆弱性2件がともに「9.3」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」相当にあたる。パストラバーサルの脆弱性についてはCVSS基本値が「4.3」となる。

同社は「APAR PH71756」の修正を含む暫定修正プログラムを用意しており、早急に対処するよう強く推奨している。修正パックとして「同9.0.5.29」「同8.5.5.31」にて修正を実施予定だが、提供時期は2026年第3四半期となる見込み。

(Security NEXT - 2026/07/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Adobe、アドバイザリ12件で脆弱性89件に対応
2017年以前のFeliCa一部ICチップに脆弱性 - 漏洩や改ざんのおそれ
「WordPress」に複数の脆弱性 - 連鎖でRCEのおそれ
Node.js向け解凍ライブラリにDoS脆弱性 - ディスク枯渇のおそれ
Chromeにアップデート - 「クリティカル」など脆弱性7件を解消
「SharePoint Server」の複数脆弱性悪用で対策呼びかけ - 米当局
データ分析可視化製品「Ivanti Xtraction」に複数脆弱性
「FortiOS」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「Microsoft Defender」に権限昇格の脆弱性 - 修正を実施
「Firefox」にクリティカル脆弱性 - 攻撃コード公開、悪用は未確認