Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

依然なくならない「Gumblar」の改ざんや「Winny」関連の相談 - IPAの5月統計

侵入被害では、ウェブページの改ざんが3件、サーバの脆弱性を突いてデータベース内の情報を盗まれたケースが1件あった。「Gumblar」が原因と見られる改ざんも報告されている。

侵入の原因は、バージョンが古かったもの、脆弱なパスワード設定、アクセス制限の設定ミスが各1件だった。なりすましでは、ウェブメールとオンラインサービスに勝手にログインされていたケースがそれぞれ1件だった。

同機構へ寄せられた相談総件数は1640件で、4月の1608件からわずかながら増加した。「ワンクリック不正請求」に関する相談も519件となり。2010年10月以来の500件超えとなった。

「Winny」に関する相談は前月より半減したものの、5件寄せられている。このほか、「偽セキュリティ対策ソフト」に関する相談が3件、「情報詐取を目的として特定の組織に送られる不審なメール」に関しても8件あった。

(Security NEXT - 2011/06/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
1Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が低水準
1Qは「JVN iPedia」に8844件登録 - 「NVD」公開増加が影響
2024年の不正アクセス届出166件 - 脆弱性や設定不備が標的に
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
中小企業4社に1社でインシデント被害 - 約7割で「取引先に影響」
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出
4Qの脆弱性届出は163件 - ウェブサイト関連が約2.6倍
4Qの「JVN iPedia」登録は6894件 - 「NVD」公開遅延で減少