Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

依然なくならない「Gumblar」の改ざんや「Winny」関連の相談 - IPAの5月統計

情報処理推進機構(IPA)は、5月に同機構が受け付けたウイルスや不正アクセスの届出状況を取りまとめた。ウイルス検出数は減少したが、相談件数は再び増加に転じた。

レポートによれば、5月のウイルス検出数は約2万3000件で、4月の約2万6000件から11.4ポイント減少。同一の届出者のもとで同種のウイルスが同日中に複数検出された場合に1件とカウントする届出件数についても1049件と、前月から7.8ポイント下がった。

検出数では、「Netsky(63.9%)」と「Mydoom(24.5%)」で全体の8割強に上っている。届出件数では、「Netsky」「Mydoom」「Aoutrun」がいずれも2割前後を占めた。

不正アクセスの届出件数は7件で、そのうち6件で被害が発生している。内訳は侵入4件、なりすまし2件。不正アクセス関連の相談件数は55件。そのうち14件では被害が発生していた。

(Security NEXT - 2011/06/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
1Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が低水準
1Qは「JVN iPedia」に8844件登録 - 「NVD」公開増加が影響
2024年の不正アクセス届出166件 - 脆弱性や設定不備が標的に
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
中小企業4社に1社でインシデント被害 - 約7割で「取引先に影響」
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出
4Qの脆弱性届出は163件 - ウェブサイト関連が約2.6倍
4Qの「JVN iPedia」登録は6894件 - 「NVD」公開遅延で減少