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「偽セキュリティ対策ソフト」が再び大きな脅威に - 4四半期ぶりに高水準

ウイルスへ感染しているとユーザーを騙し、製品の購入を迫る「偽セキュリティ対策ソフト」が急激に増加していることが、マカフィーの調査によりわかった。2011年第1四半期にあらたに検出した「偽セキュリティ対策ソフト」の種類は、前四半期の2倍以上に上っている。

偽セキュリティ対策ソフトは、2009年第2四半期から2010年第1四半期にかけて大量に発生した経緯がある。期間中は少なくともあらたな偽セキュリティ対策ソフトが150件、多いときには250件以上が四半期ごとに確認された。

一方、2010年第2四半期には状況が一変している。100件以下の水準まで急激に減少。以降、大きな増加は見られなかったが、2011年第1四半期に入って再び200件以上の水準へ急増した。

同社によれば、こうした状況の背景には、韓国を出所とするソフトの増加があるという。同社では同様のケースについて、2010年に72件を確認しているが、2011年第1四半期には、すでに前年の半数にあたる31件を確認した。

なかでも「boanファミリー」の活動が活発で、依然として「偽セキュリティ対策ソフト」への注意が必要と同社では注意を促している。

(Security NEXT - 2011/05/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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